2014年カンヌ国際映画祭ラインナップ予想31作品

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“Clouds of Sils Maria”(題訳:シルス•マリアの雲)監督:オリヴィエ•アサヤス 。    

キャスト:ジュリエット•ビノシュ、クロエ・モレッツ、クリステン•スチュワート、ブルーノ•ガンツ、ダニエル•ブリュール、ブラディ・コーベット、ジョニー•フリン。

アサヤスは「カルロス」、「レディ・アサシン」そして2011年には審査員として、3回カンヌのコンペティション部門に参加している。世界三大映画祭すべての女優賞を受賞したフランスの名女優ビノシュが主演。この出演者リストを見るかぎりラインアップ入りの可能性は強い。尊敬されるフランス人監督の初めての英語言語の作品でもあり、今年の映画祭の期待の一本。

“Birdman” (dir. Alejandro Gonzalez Inarritu)
“Birdman” (題訳:バードマン)監督:アレハンドロ•ゴンサレス•イニャリトゥ。

キャスト:マイケル•キートン、エマ•ストーン、ナオミ•ワッツ、エドワード•ノートン、ザック・ガリフィアナキス。

アレハンドロ•ゴンザレス•イニャリトゥの長編4作のうち3作はカンヌでプレミア上映している。(「21グラム」はヴェネツィアでプレミアされた)「アモーレス•ペロス」はカンヌで批評家週間最優秀賞を受賞し、「バベル」は最優秀監督を受賞、「BIUTIFUL ビューティフル」は主演男優を受賞している。マイケル•キートンが演じるスーパーヒーロー映画の俳優がブロードウェイでカムバックを試みるというイニャリトゥの新作コメディがカンヌのラインアップにエントリーすることは大いに期待される。

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“Maps to the Stars” (題訳:スター豪邸マップ)監督:デヴィッド•クローネンバーグ   

キャスト:ロバート・パティンソン、サラ・ガドン、ジョン•キューザック、ジュリアン•ムーア、ミア・ワシコウスカ、オリヴィア•ウィリアムズ、キャリー•フィッシャー。

デヴィッド•クローネンバーグは過去4回カンヌのコンペティション部門にエントリーしている。1995年に「クラッシュ」で審査員賞を受賞し、2006年に功労賞を受賞、2012年にロバート・パティンソンを主演にむかえて「コスモポリス」でエントリーを果たしている。麻薬依存症や火炎性愛症などの問題をかかえる二人の元子役スターたちと母親の幽霊に悩まされる俳優というツイストのある魅力的な前提からしてコンペティションにエントリーするのではと思われる。

Leviafan
“Leviafan” 監督:アンドレイ・ペトローヴィチ・ズヴャギンツェフ

キャスト:アレクセイ•セレブリャコフ、エレナ・リャードファ、ヴラディミール・ヴドヴィチェンコフ

2003年に制作した初めての長編作品「父、帰る」がヴェネツィア国際映画祭のグランプリ、金獅子を獲得し、2007年には、2作目となる”Izgnanie”(ウィリアム・サローヤン原作)がカンヌで最優秀男優賞を受賞、2011年には第3作「エレーナ」でカンヌ映画祭「ある視点」部門のグランプリを受賞した。審査員特別賞を受賞している事もあり、ロシアの映画監督に再度カンヌのメインラインナップ入りが期待されている。ヨブ記を機械工と腐敗した地方の市長の対立を通して描く野心作でもあり、プロデューサーたちも既にカンヌをターゲットにしている事を発表している。

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“Homesman” 監督:トミー•リー•ジョーンズ

キャスト:トミー•リー•ジョーンズ、ヒラリー•スワンク、メリル•ストリープ、グレース・ガマー、ミランダ•オットー、ヘイリー・スタインフェルド、ウィリアムフィクトナー、ジェームズ•スペイダー、ティム•ブレイク•ネルソン、ジョン•リスゴー、デヴィッド・デンシック。

カンヌは主演男優賞授与をトミー•リー•ジョーンズの監督デビュー作「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」に授与する事で彼の作品を過小評価しなかった数少ない場所のひとつ。物語は採鉱権を得るために他人の土地を不法に奪い取るのを職業にする男が女性開拓者と一緒に精神的に不安定な女性三人をネブラスカ州からアイオワ州に輸送するというもの。撮影も順調に終了し、充実したキャストを考慮すると受賞獲得に近い一本。

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“A Pigeon Sat On A Branch Reflecting On Its Existence” (題訳:ハトが枝にとまりその存在を振り返る)監督:ロイ•アンダーソン。                    

キャスト:ホルガー•アンダーソン、ニッセ・ウェストブロム。

特定の観客層にとってこのユニークなスウェーデンの映画監督、ロイ•アンダーソンの、カンヌへのカムバックほどエキサイティングな出来事は無いだろう。1970年のデビュー以来、アンダーソンは4本の映画しか撮っていない。そして2000年に発表した「散歩する惑星」から始まり「愛おしき隣人」を取り終えてから既に7年が経っているが、3部作を完結させる今回の新作はウェブサイトによると春のプレミアをターゲットにしているという。

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“The Rover” (題訳:放浪者)監督:デヴィッド・ミショッド。

キャスト:ロバート・パティンソン、ガイ•ピアース、スクート・マクネイリー、デビッド•フィールド、アンソニー•ヘイズ。

誰もがカンヌの常連と言う分けでは無い、新人にもカンヌ・デビューの機会を与える必要がある。今年カンヌにエントリーする可能性が最も高いニューカマーは、数年前に「アニマル・キングダム」を発表したオーストラリアの映画監督、デヴィッド・ミショッドだと思われる。7月に米国公開を予定しているこの新作はムーディーなポスト黙示録的西部劇でここしばらくの間カンヌへの参加が噂されている一作品。

Le Rancon De La Gloire
“Le Rancon De La Gloire (The Price Of Glory)” (題訳:栄光の代価)(監督:グザヴィエ・ボーヴォワ                                 

キャスト:ブノワ・ポールヴールド、キアラ•マストロヤンニ、ピーター•コヨーテ、ナディーン・ラバキー、ドロレス•チャップリン。

俳優から監督に転身したグザヴィエ・ボーヴォワは近年、「Un château en Italie」や「L’Apollonide: Souvenirs de la maison close」などの映画に登場しているが、彼が成功を収めたのは2010年の監督・脚本作『神々と男たち』で、カンヌで審査員特別グランプリとエキュメニカル審査員賞を受賞している。この新作では1977年のスイスを舞台にしたチャップリンのひつぎ強盗を描いたダーク・コメディに着手している。

“Saint Laurent” (dir. Bertrand Bonello)
“Saint Laurent” (題訳: サンローラン)監督:ベルトラン・ボネロ。       

キャスト:ギャスパー・ウリエル、レア・セドゥ、ルイ•ガレル、ジェレミー・レニエ、アミラ・カサール。

2014年は、フランスでは「トルーマン•カポーティ」とこの伝説的なファッションデザイナーの「イヴ•サンローラン」伝記映画が製作されている。ジャリル・レスペールのイヴ・サンローランは既にベルリンでプレミアを済ませているが、このボネロ・バージョンもカンヌでのお目見えが期待される。

“The Cut” (dir. Fatih Akin)
“The Cut” (題訳:カット)監督:ファティ•アキン。                 

キャスト:タハール•ラヒム、ジョージ•ジョルジオ、アキン・ガジ。

脚本/監督のアキンはすでにカンヌでは人気の的 – 彼は「そして、私たちは愛に帰る」という感動作で2007年にカンヌで脚本賞を受賞した。本作品“The Cut”は先の作品を含む三部作の完結編となる。またアキンは「トラブゾン狂騒曲 ~小さな村の大きなゴミ騒動~」というドキュメンタリーも昨年カンヌで上映している。コンペ部門での新作のエントリーが予想されている。

“The Search” (dir. Michel Hazavanicius)
“The Search”(題訳: 捜索)監督:ミシェル・アザナヴィシウス。        

キャスト:ベレニス・ベホ、アネット•ベニング。

2011年のカンヌは「アーティスト」で盛り上がり、米配給のハーヴェイ・ワインスタインが思わず飛びつき、その後アカデミー賞で最優秀作品賞や監督賞や男優賞を獲得する流れとなった。そして今、多くの人がアザナヴィシウスの、フレッド・ジンネマンの「山河遥かなり」(1947):(戦争孤児がGIによって明るく生まれ変わるさまを描いたヒューマン・ドラマ)、に期待をしている。映画の舞台となるのは現在のチェチェン共和国でベレニス・ベホが主演を務める。昨年の8月に撮影を始めたこの作品、十分エントリーの可能がありそう。

“Two Days, One Night” (dir. Jean-Pierre & Luc Dardennes)
“Two Days, One Night” (題訳:一泊二日)監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ(ダルデンヌ兄弟として知られる)。                     

キャスト:マリオン•コティヤール、ファブリツィオ・ロンジョーネ。

ベルギーの脚本家で監督でもあるダルデンヌ兄弟はカンヌの常連。1999年の「ロゼッタ」と2005年の「ある子供」がパルムドールを受賞している。三度目の受賞も期待されるこの新作ではメガスターであるマリオン•コティヤールが仕事を維持する為に、ボーナスを放棄するよう同僚を説得するという内容。

“Jimmy’s Hall” (dir. Ken Loach)
“Jimmy’s Hall” (題訳:ジミーのダンスホール)監督:ケン・ローチ。      

キャスト:バリー•ウォード、シモーネ•カービー、アンドリュー•スコット、ブライアン・オバーン、ジム•ノートン。

すべてのケン•ローチの作品が、必ずしもカンヌでプレミア上映されている分けでは無いが、過去25年間、他で上映される事はまれである。 “Jimmy’s Hall”はベテラン英国映画監督の最後の物語映画だと言われているように、そういう時代も終わりに近づいているようだ。彼の新作は1932年にダンスホールの再オープンの為にダブリンに戻る、アイルランドの共産主義指導者を描いた映画だ。5月30日に英国でのリリースが決定している。ローチは二回目のパルムドールを受賞することができるか?

“The Blue Room” (dir. Mathieu Amalric)
“The Blue Room” (題訳:ブルー•ルーム)監督:マチュー•アマルリック。  

キャスト:マチュー•アマルリック、リー•ドラッカー、ステファニー・クルオー。

ジェームズ・ボンド映画に極悪人として出演し、ジュリアン•シュナーベル、スティーブン•スピルバーグやウェス•アンダーソンなど多様なディレクターとのコラボレーションをしたおかげで、マチュー•アマルリックは字幕離れした観客にもスクリーンで馴染みの顔になった。2010年に彼の監督作品「さすらいの女神(ディーバ)たち」はカンヌで監督賞を受賞している。本作品はジョルジュ・シムノンのパルプ・フィクションを題材にしたエロティック・スリラー。クロード・シャブロルやジャン=ピエール•メルヴィルもこの作家の作品を映画化している。

“Welcome To New York” (dir. Abel Ferrera)
“Welcome To New York” (題訳:ニューヨークへようこそ)監督:アベル・フェラーラ    

キャスト:ジェラール•ドパルデュー、ジャクリーン•ビセット、ポール•カルデロン、エイミー•ファーガソン。

アベル・フェラーラはカンヌの常連というよりはヴェネツィアでのプレミアを今まで好んで来ました。「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」の監督が「ボディ・スナッチャーズ」に引き続きカンヌに戻るとしたら、それは性的暴行疑惑の数の後に辞任した国際通貨基金の責任者、ドミニク•ストロス・カーンの薄くベールで覆われた誘惑の肖像以外には無いでしょう。昨年バイヤーにフッテージをお目見えさせているのでコンペでは無くサイドバーでの参加だと思われる。

“Amour Fou” (dir. Jessica Hausner)
“Amour Fou” (題訳:気狂いアムール)監督:ジェシカ・ハウスナー。     

キャスト:クリスチャン•フリーデル、ビルテ・シュヌンク、ステファン•グロスマン。

昨年のカンヌでは女性監督の不足が不評を招いた。ヴェネチア国際映画祭5部門受賞した「ルルドの泉」のジェシカ・ハウスナーの次の作品が期待される。劇作家ハインリヒ•フォン•クライストの人生と愛人との自殺に基づいた“Amour Fou”が決まればハウスナーにとっては四度目のカンヌになる。

“Winter Sleep” (dir. Nuri Bilge Ceylan)
“Winter Sleep” (題訳:冬の眠り)監督:ヌリ・ビルゲ・ジェイラン 。     

キャスト:ハルク・ビルギナー、メリサ・ソゼン、デメット・アクバッグ。

2013年1月に撮影されたこの作品がカンヌのラインアップに決まる可能性は薄い。彼の作品は2作しかカンヌでプレミアされていないが、「冬の街」(2002)と“Once Upon a Time in Anatolia”(2011)両方がカンヌでグランプリを受賞している。引退した俳優が妻と妹と積雪でホテルに足止めされるという物語の作品にもチャンスがあるのでは。

“Mr. Turner” (dir. Mike Leigh)
“Mr. Turner”  (題訳:ミスターターナー)監督:マイク•リー。          

キャスト:ティモシー•スポール、レスリー•マンビル、パルムドール、ロジャー•アシュトン•グリフィス。

「秘密と嘘」(1996)と「ネイキッド」(1993)でパルムドールと最優秀監督賞を既に獲得しているマイク•リーにとって全ての新作が受賞の可能性を秘めている。四度のエントリーの内「人生は、時々晴れ」(2002)と「家族の庭」(2010)もカンヌのエントリーを果たしている。本作は時代伝記映画でジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(Joseph Mallord William Turner、1775年4月23日 – 1851年12月19日)18世紀末から19世紀のイギリスのロマン主義の画家を描いている。

“The Normal Heart” (dir. Ryan Murphy)
“The Normal Heart” (題訳:正常なハート)監督:ライアン•マーフィー。    

キャスト:マーク•ラファロ、マット•ボマー、テイラー・キッチュ、ジム•パーソンズ、ジュリア•ロバーツ、ジョナサン・グロフ。

本作は5月25日にHBOでプレミア放映されるHIVをテーマにしたドラマ。しかし「恋するリベラーチェ」に匹敵するかどうか…。

“Kuime” (dir. Takashi Miike)
“Kuime” 監督:三池崇史。                            

キャスト:柴咲コウ、片山瞳、市川海老蔵、伊藤英明、舞子。

カンヌは必ずしも、ジャンル映画に好意的な映画祭とは言えないが、三池崇史監督はそれを超越する数少ない中の一人だ。彼は「一命」(2011)と「藁の楯 わらのたて」(2013)でコンペティションにエントリーしている。本作は最も有名な日本の怪談「四谷怪談」の映画化となる。

“Still The Water” (dir. Naomi Kawase)
“Still The Water” (題訳:スティル・ウォーター)監督:河瀬直美。       

キャスト:渡辺真紀子、榊秀夫、村上淳、杉本哲太、松田美由紀。

パルムドールを受賞した唯一の女性監督。「萌の朱雀」で第50回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を受賞した。「殯(もがり)の森」(2007)カンヌ国際映画祭で日本人監督として17年ぶりに審査員特別大賞を受賞。本作は海に死体を見つける若いカップルの物語。

“Coming Home” (dir. Zhang Yimou)
“Coming Home”(題訳:帰郷)監督:チャン・イーモウ。             

キャスト:コン•リー、チェン・ダオミン。

チャン・イーモウはカンヌのコンペティション部門に三回エントリーをしている。「活きる」(1994)でグランプリを受賞している。女優コン•リーとチームで撮影された本作は既にラインアップ入り決定との噂もある。労働収容所に送られたのです老人が帰郷するという物語だ。

“Mommy” (dir. Xavier Dolan)
“Mommy” (題訳:ママ)監督:グザヴィエ・ドラン                 

キャスト:アン•ドー、スザンヌ・クレメント、アントアーヌ・オリビエ•ピロン

フランス系カナダ人の神童ドラン監督。彼の前作4本の内3本はカンヌにデビューし、3作すべてがそれぞれのサイドバーでの賞を受賞している。昨年の「トム・アット・ザ・ファーム」(2013)はヴェネツィアで好評を得た。本作は彼の得意とする、おなじみの母/子の関係という領域に戻っている。「マイ・マザー」(2009) と「わたしはロランス」(2012)のスター達も本作品に登場する。今回は初のコンペティション・エントリーが期待される。

“Nymphomaniac Vol IIDirector’s Cut” (dir. Lars Von Trier)
“Nymphomaniac Vol II: Director’s Cut” (題訳:淫乱:ディレクターズカット)監督:ラース•フォン•トリアー                             

キャスト:シャルロット•ゲンズブール、ステランス・カルスゲールド、ステイシー•マーティン、ジェイミー•ベル、シャイア・ラブーフ、ウィレム•デフォー

パルムドールを二回受賞しているラース•フォン•トリアーの“Nymphomaniac”には二部作があり、それぞれに二種類のバージョンが存在している。多くの場合一緒に上映される事は少なく、ワールドリリースも遅れているという混乱ぎみのリリース戦略だ。ベルリンで上映されたバージョン1に引き続き、バージョン2がカンヌで上映されるという噂が広がっている。

“Retour a Ithaque” (dir. Laurent Cantet)
“Retour a Ithaque” (題訳:イサカへ戻る)監督:ローラン・カンテ

キャスト:ホルヘ・ペルゴリア、イザベル•サントス、フェルナンド・エチェバリア、ペドロ•フリオ・ディアス・フェラン。

「パリ20区、僕たちのクラス」(2008)でパルムドール受賞し、「セブン・デイズ・イン・ハバナ」でキューバの映画監督の一人として2012年ある視点部門にエントリーを果たす。本作もハバナで設定され、16年年間亡命をしていた男の復帰お祝いを描いている。

“On The Milky Road” (dir. Emir Kusturica)
“On The Milky Road”(題訳:ミルキーロード)監督:エミール・クストリッツァ      

キャスト:エミール・クストリッツァ、モニカ・ベルーチ、スロボダ・ミカロヴィッチ、ナターシャ・ニンコビッチ、ダヴォル・ジャニック。

セルビア出身のエミール・クストリッツァ監督も2回パルムドールを受賞している。しかし、「アンダーグラウンド」(1995) 以来それほど目立った活躍は無いが、新作は7年ブル長編物語映画となる。しかし最近ロシアのプーチン大統領を支援する声明を出しているので政治的な問題が今回のエントリーを難しくする可能性もある。

“Far from the Madding Crowd” (dir. Thomas Vinterberg)
“Far from the Madding Crowd” (題訳:遠く狂った群集から離れて)監督:トマス・ヴィンターベア。                                  

キャスト:キャリー・マリガン、マイケルシーン、ジュノ・テンプル、トム•スターリッジ、マティアス・スーナールツ。

三人の男性に求婚される女性を描いたトマス•ハーディの小説の映画化。トマス・ヴィンターベアは「セレブレーション」(1998)でカンヌの審査員賞を受賞している。昨年の9月に撮影されたこの作品がエントリーする可能性はまだあると言える。

“How To Catch A Monster” (dir. Ryan Gosling)
“How To Catch A Monster” (題訳:モンスターを捕まえる方法)監督:ライアン・ゴズリング                                     

キャスト:クリスティーナ•ヘンドリックス、マット•スミス、シアーシャローナン、ベン•メンデルゾーン、

イアン•デ•ケイステッカー、エヴァ•メンデス、マチューア・マルリック、ジョディ•フォスター、ジェームズ•フランコ、ギヨーム•カネ。

ライアン・ゴズリングは「ドライヴ」(2011)と「オンリー・ゴッド」(2013)での主演でカンヌに参加してきたが今回は映画監督してのエントリーは可能なのか。しかし既に撮影から1年が過ぎている為、サイドバーでの上映が現実的だと考えられる。
                              
Still from Duane Hopkins' second film, Bypass
“Bypass” (題訳:バイパス)監督:デュアン•ホプキンス。            

キャスト:ジョージ•マッケイ、ベンジャミンディロウェイ、ドナルド•サンプター、シャーロット•スペンサー、フェリシティ•ギルバート。

アンドレア•アーノルドのような社会派現実主義の映画製作者の影に隠れてはいたが、2008年のデュアン•ホプキンスの長編デビュー“Better Things”は力強く記憶に残る一作品だった。あれから5年、本作では病を患う盗難品の売人をジョージ•マッケイが演じている。監督週間またはある視点での上映の可能性は考えられる。

“Magic In The Moonlight” (dir. Woody Allen)
“Magic In The Moonlight” (題訳:月光の魔法)監督:ウディ•アレン。    

キャスト:コリン•ファース、エマ•ストーン、マーシャ•ゲイ•ハーデン、ジャッキー•ウィーバー、ハミッシュ•リンクレイター。

ウディ•アレンは「マッチポイント」(2005)、「それでも恋するバルセロナ」(2008)、「恋のロンドン狂騒曲」(2010)、「ミッドナイト・イン・パリ」(2011)でカンヌ映画祭にエントリーを果たしている。「ミッドナイト・イン・パリ」が良い評論を得たから既に三年が過ぎている。新作の時代設定は1920年でフランスのリビエラが舞台となるロマンチック・コメディだ。今回のラインアップには良い作品だと思われる。

“Free Fall” (dir. Giorgy Palfi)
“Free Fall” (題訳:フリーフォール)監督:ジョルジ・パルフィー。

キャスト:ピロシュカ・モルナール、レカ・テンキ、ジョルト・ナジ、ジョルト・トリル、イレーン・ボルダン。

ベラ・ターの引退後、ハンガリー・シネマは新たなリーダーを必要としている。ジョルジ・パルフィーが適役だと思われる。彼の長編二作目“Taxidermia”は2006年のある視点で注目を集めている。本作はアパートの屋上から飛び降りた女性が地に落ちるまでにそこに住む人々の暮らしを目にするという内容でコンペティッション部門が期待される。

(資料:3月 17, 2014 INDIEWIRE)

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